Skip to main
image description

AboutWadatsumi

円山町わだつみ客席
East Italia

円山町三長とわだつみ

渋谷・神泉の賑わいから一歩路地に入ると、そこには花街の風情を静かに残す歴史的な木造建築——円山町三長の佇まいがあります。その角には、宝永3年(1706年)建立の「道玄坂地蔵尊」が今も地域を見守り続けています。二度の火災を経てもなお残された破片を内部に納め、火伏せ地蔵として親しまれるこの地蔵は、円山町の長い歴史を物語る象徴です。

昭和の終わりごろまで、この一体は夜ごとに三味線の音色が漂い、行灯の灯りに照らされた芸者たちが行き交う華やかな花街でした。石畳に映る灯りのゆらめきや、格子戸の奥から漏れる笑い声は、今となっては遠い記憶となりつつありますが、円山町三長の廊下や建具には、その名残が確かに息づいています。

その奥座敷にひっそりと誕生したのが、2012年5月吉日に開業した和食割烹「円山町 わだつみ」。築100年以上の日本家屋「三長」の離れをモダンに再構成し、花街の情緒と現代の感覚を融合させた空間です。かつて料亭の女将や芸者が客をもてなしたであろう座敷に、今は選び抜かれた和牛、まぐろ、天ぷら、蕎麦が並び、食を通じて新たな物語が紡がれています。

その回廊の奥に私たち「円山町わだつみ」は日本家屋の歴史を残しつつモダンテイストも加えた和食のお店として2012年に誕生し、現在まで歩んでまいりました。

古民家ならではの落ち着いた空間は、大切な人と、ビジネスの席に、又ご家族とのお食事など、あらゆるシーンで、歴史ある三長の趣の中、お客様に和のひとときをお届けいたします。

円山町三長
円山町の設立
1912年 (大正元年)
円山町わだつみの設立
2012年 (平成二十四年)

料理長の紹介

寺島 孝保 (てらじま たかやす)

1988年埼玉県生まれ。幼少期に見た『料理の鉄人』に心を奪われ、料理人を志す。

調理師専門学校を卒業後、修善寺「あさば旅館」にて10年間修行し、和食の基本を徹底的に学ぶとともに、市場に通って食材の知識を深めた。

その後は「お客様の反応を間近で感じながら料理を届けたい」という想いから、2019年に「円山町わだつみ」へ入店。

2023年に料理長に就任し、和食を礎としつつも枠にとらわれない発想で、四季折々の食材の魅力を引き出す一皿を追求している。

お知らせ

詳細を見る
詳細を見る
詳細を見る
詳細を見る
Back To Top